No.014 橋梁工事をよりスピーディに!!
TIR CORP. NEWS 192
橋梁工事をよりスピーディに!!
東名高速道路の工事で、橋梁撤去作業の新工法がチルタンクにより実現しました。
我々がよく利用する高速道路は時折、工事による通行止メが実施されますが、通行止メの期間は極力短縮する必要があります。高速道路にまたがる橋梁の撤去は、従来、数箇所に分断後、クレーンによる吊り上げを行っていた為に、工期は数日必要でしたが、今回、チルタンクを使用した新工法により、一夜にして橋梁撤去を完了しました。
横移動した橋梁は全長50m、自重1,100tonで、チルタンクNo200(能力200ton)のタイプ4(ゴム板付)を16台使用(内4台はサイドチルタンク付)し約100m移動した後橋梁はその場で解体されます。
■作業手順
- 橋梁と橋梁支持部を切断してジャッキアップを行い、地上側にチルタンクをセットし、橋梁撤去の前作業を行います。
- 橋梁撤去区間の高速道路を12時間閉鎖し、上部にチルタンクがセットされた大型特殊ドーリーを橋梁下に搬入の上、大型特殊ドーリーと、地上にセットされたウインチにて橋梁を横移動します。
- 大型特殊ドーリー上にセットされたチルタンクとドーリーとの固定を取り外し、地上のウインチにて橋梁を高速道路上より完全に撤去します。