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会社情報

代表者メッセージ

当社代表取締役社長、木村吾郎からのメッセージです。

運ぶ。動かす。0を1にする知恵で現場を笑顔に。

汎用運搬技術のトータルプロデューサーとして、「超高層」「超重量」に1社で対応できる唯一の企業

カツヤマキカイ株式会社は、マーケティングを推進する商社機能とオリジナル製品を創発するメーカー機能が融合した、世界でもユニークな「エンジニアリング商社」です。汎用運搬技術のトータルプロデューサーとして設計・製造の両面で幅広い領域に対応でき、特に「超高層」「超重量」の垂直・水平搬送においては、1社でマルチに対応できる国内唯一の企業として知られています。

1946年に創業した当社は、日本の経済成長と共に順調に歩んできましたが、卸商社としてのより良き未来を見据えた創業者が、運搬技術の分野に着目し意を決して渡仏。日本初の万能エンドレスウィンチ「チルホール」の導入を皮切りに、電動エンドレスウインチ「EW-WINCH」(チルクライマー)をはじめ、ユーザーの現場にある多様な「運搬の課題」に応えるオリジナル製品を自社で開発。独自の価値創出によって、製販一体型商社としての魅力を引き上げてきました。

こうした事業展開を進めていく中で、高所作業が必要な現場で200m超の超高揚程を可能にする技術とノウハウに世界が注目。台北101や東京スカイツリーなど超高層ビルでのエレベーター設置工事、風力発電システムのメンテナンスなど、特殊建築を含む様々な分野の垂直搬送で結果を出してきました。

一方重量物の地上搬送システム分野でも、造船所や自動車産業の製造工程、宇宙ロケットの本体組立現場における移動台車装置、大型旅客機の組立工程、空港地上支援機器、航空機格納庫の大型コンクリート扉の開閉装置、大型衝突実験機といった多彩な現場で活躍。特に橋梁技術分野では、橋梁移動のみならず大型屋根の建設、文化財補修作業の現場などで多くの実績を重ねてきました。

今日では高度な専門性と実績に裏打ちされたナレッジ、技術力、さらには卸商社ならではの的確な商品調達力によって、多様な産業現場のユーザーはもちろん、仕入先メーカーやパートナー企業、さらには同業他社からもオンリーワンの存在として一目置かれています。

多様な思考の集積と共感が生み出す力の融合により、「カツヤマ新世紀」での永続的な発展を目指す

経営全般と商社機能を支える本社棟と、モノづくりの拠点である産業棟を神戸に建設してから10年。大学や外部機関との連携も視野に入れた研究開発棟が2021年に加わったことで、神戸移転当初から掲げる“Creative Studio”としての理想形が整い、当社はここ数年で飛躍的な進化を遂げました。まさしく「カツヤマ新世紀」の始まりです。そしてこの先、新世紀にふさわしい新たなビジネスを発見し育んでいくには、多様な思考の集積と共感が生み出す力の融合が必要となります。

こうした状況下で経営者がなすべき重要な仕事は、内外の現況を掌握し事業活動を明るく楽しく発展的に充実させることです。経営者が率先して社員に自信を与え続け、「事業の目的」を伝えてゆかねばなりません。

そこで社員主導の下、ブランディングの一環として当社の存在意義を示すパーパス「運ぶ。動かす。0を1にする知恵で現場を笑顔に。」を新たに策定しました。「運ぶ・動かす」は、物理的なモノだけではなく心理的なコトも含まれています。

真に求められるモノとコトを全員で追求し、「運ぶ・動かす」喜びを共有しながら、固定概念に惑わされず新たなモノづくりの発想を世界に発信していきたい。それが私の想いです。

カツヤマキカイ株式会社代表取締役社長 木村吾郎