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No.243

鉄骨梁の補強工事

TIR CORP. NEWS 243

鉄骨梁の補強工事

本来、ビルの建設工事は一般的にクレーンにて鉄骨梁が組立られた後、各階の床面工事が行われます。

しかし、この現場では各階の床面工事が終わった後、ビルの設計変更に伴い一部の天井部に鉄骨梁の補強工事が必要となりました。

各階の床面工事が既に完了している事から、クレーンを使用する事ができず、チルクライマーEW-1020D(能力:1000kg)を4台使用した新工法が採用されました。

この工法は、天井床面にワイヤロープを通す穴を設け、鉄骨梁に取付られたチルクライマーにワイヤロープをセットするだけで、一気に鉄骨梁を補強部分まで吊り上げる事ができます。

又、ワイヤロープを通す穴径が小さい為、埋め戻すのも容易に行えます。

この工法は、チルクライマーの特長であるエンドレスウインチの機能をフルに生かした工法といえます。

■ チルクライマーEW-1020D仕様
最大能力 1000kg
自重 65kg
牽引速度 4.6m/min(50Hz)
 5.5m/min(60Hz)
ワイヤロープ径 φ10mm
電源 3相交流200/200-220V(50Hz/60Hz)