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No.237

広島県の地震で大きな亀裂の入った灯台の固定用にチルホールが使用されました

TIR CORP. NEWS 237

広島県の地震で大きな亀裂の入った灯台の固定用にチルホールが使用されました

平成13年3月24日午後3時40分ごろ震度5強を記録した、広島県の安芸灘を震源地とする芸与地震が発生しました。

この地震で震源地に近い高さ9m・直径2mの音戸灯台に亀裂が入り、大きな余震がくると倒壊の危険がありました。

当局は緊急かつ応急的に音戸灯台の倒壊防止を決定し、この緊急作業にチルホールTU-16型が4台使われ、倒壊の危険から灯台を守ることができました。

チルホールが選ばれた理由には「ウインチの固定が簡単でありワイヤロープを調整するだけで、チルホールをどの位置においても機能が十分に発揮できる構造」にありました。

しかも、緊急事態に対応できる商品の供給サービスやメンテナンスが常に行き届いていることなど、ユーザー様中心の顧客満足向上運動の成果でもあります。

音戸灯台は翌日から倒壊防止のため取り壊しがはじまり、4.11に仮灯台が完成し、「仮設灯」が航海の安全を守っています。

なお、右の写真は2001.3.26夕刊の地震関連記事に掲載されたもので、朝日新聞社より提供を受けています。

■ チルホールTU-16仕様
最大能力 1,600kg
自重 18kg
揚程 ワイヤロープ自体の長さ
寸法 644×360×143mm
専用ワイヤロープ径 11.7mm(最大径)
安全ピン耐力 約3,200kg