No.231
TIR CORP. NEWS 231
高層ビルの建設では、さまざまな新工法が日々行われています。
今回の現場で実施された新工法(全天候型建築工法)では、横行装置にチルクライマーとチルタンクが採用されました。
高層ビルの最上階に設置された約40tの建設用クレーンをチルクライマーEW-2030D型(最大能力2t)1台で60m往復走行させています。
チルクライマーはワイヤウインチのため、滑車を使うことによって簡単に能力アップが行えるばかりでなく、軽量・コンパクトでセッティングが自由自在に行えます。さらに、往復牽引型チルクライマー(Dタイプ)1台で往復牽引することができ、省力・省人化でコストダウンが図れました。
また、横行装置の台車部にはチルタンクNO-50別注型(最大能力50t)が4台使用されています。クレーンの脱輪・浮き上がり防止用カウンターローラ付のチルタンク別注型で、簡単に安全性を確保することが出来ました。
チルクライマー仕様(EW-2030D型)
最大能力 | 2t |
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自重 | 145kg |
速度 | 4.1m/min(50Hz)、 5.0m/min(60Hz) |
電源 | 3相200V/220V(50Hz/60Hz) ※ シンガポールは415V仕様 |
ワイヤロープ径 | φ12.5 専用ワイヤロープ |
チルタンク仕様(NO-50別注型)
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