巨大エンジン組立ラインの台車に、カツヤマキカイ製品がフル稼働

今回移動した大型船のディーゼルエンジンは、組立台車を含めて約250TONにもなりますが、このエンジンをチルプール自動運転型（2台並列仕様）にてラクラク牽引しています。

チルプールの自動運転型（2台並列仕様）はチルプールの小型、軽量の特長に加え、操作性と同調性を併せ持ったエンドレスタイプのワイヤウインチです。チルプールは能力6TONでありながら自重が約100kgと軽く、今回は2台並列仕様のため、約200kgのウインチで250TONを牽引したことになります。自動運転型（2台並列仕様）油圧ユニットも小型、軽量で、同調した連動牽引、単独牽引がペンダントスイッチにて簡単に行えます。

また、台車（4台）には信頼性を誇るチルタンクが使用されているため、安全かつ効率的な搬送が行えます。（1台車にチルタンクNo−50型［能力50TON］×12台使用）

尚、計測設備（動力計）の往復台車（総重量60TON）の往復牽引にはチルクライマーEW-2030D（能力2TON）が使用されています。チルクライマーはエンドレスタイプのワイヤ往復ウインチで、1台のウインチで往復移動が実現します。また。滑車の使用が自由に行えるため、能力アップも自在に行えます。（今回は滑車にて3倍掛けにて牽引）

■チルプール自動運転型（2台並列仕様）の主な仕様

能力	6TON×2台
自重	98kg
牽引距離	無制限
牽引速度	0.4ｍ/分（2台並列仕様）
ワイヤロープ	φ16.3mm