福井県が建設中の直径116mの大型円型ドーム「サンドーム福井」で自重3,700tの鉄骨製屋根が完成しました。

当時、屋根はひしゃげた形でしたが、油圧ジャッキで押し上げる「パンタドーム工法」と呼ばれる工法が採用され、屋根の高さは55ｍとなり、平成7年3月に完成致しました。

この大型円形ドーム屋根の建設用吊り足場の解体と吊り降し作業にチルクライマーEW-1020D（能力 1,000kg）×8台が採用され、足場の解体作業に活躍しました。

チルクライマーはエンドレスウインチで、小型・軽量コンパクトなため、持ち運び、セッティングが容易に行えます。
この特長を生かし屋根建設用に組立られた長さ10ｍ、高さ1.5ｍ、自重800kgの吊り足場にチルクライマーEW-1020D×2台を1セットとし直接取付けの上、地上からチルクライマーを操作し吊り降します。

チルクライマーの採用により、作業時間の短縮だけでなく、安全作業に大きく貢献しています。