建設現場の作業改善と工期短縮を計るためO社では建築物の足場も含め作業現場をすっぽりと覆う新工法が採用されました。

この工法は、テント屋根を建築物の両サイドに立てた数本の昇降機付タワーで支えたもので雨天日の工事を可能にすると同時に真夏の直射日光を避け作業環境も大幅に改善するなど多くのメリットがあります。作業が進み建物が上に伸びるに従いタワーの昇降機が屋根を上部に移動させます。
また、テント屋根の中央部から建設資材を現場に投入するため中央のテント屋根は開閉します。

この中央部のテント屋根（長さ32m、幅16m、自重5t）の開閉装置としてチルクライマーEW-1020D型が採用されました。
チルクライマーEW-1020D型（能力1,000kg）は、エンドレス式往復牽引ウインチで大型テント屋根の開閉をチルクライマー1台で行う事が出来ると同時に現場で簡単にセッティングできるなど高い評価を頂いております。
図-1に今回チルクライマーが採用されました概略図につき記載します。
尚、チルクライマーは、エンドレス式往復牽引ウインチである為、テント屋根の開閉だけでなく、あらゆる開閉装置、往復移動装置としてご利用頂けます。
図-2に記載していますように1台のチルクライマーで左右両方に開閉する事も可能です。